「Googleで学校名を検索したら、AIの回答に『閉校した』と表示されてしまう。どうすればこの間違いを訂正できますか?」
先日、クチコミマーケユーザーの学校の運営者様から、このような切実なご相談をいただきました。
事実と異なる情報が、Googleの検索結果の最も目立つ場所に表示されてしまうのは、ビジネスにとって死活問題です。
この記事では、Googleの「AIによる概要」(AI Overview)に表示される誤った情報を修正するための具体的な方法と、その限界について、SEOの専門家の視点から分かりやすく解説します。
AIによる概要の誤りを確実に訂正する方法はあるのか?
結論:現時点では、確実に訂正する保証された方法はない
残念ながら、執筆時点で、Googleの「AIによる概要」に表示された誤りを、ユーザーが直接的かつ確実に訂正する方法は存在しません。
これは、AIがウェブ上の様々な情報を自動的に収集・要約して回答を生成しているため、特定の記述だけを意図的に修正する仕組みが提供されていないからです。しかし、諦める必要はありません。問題解決の可能性を高めるために、今すぐできる対策が2つあります。
誤った情報が表示された場合の具体的な対策
では、実際に何をすればよいのでしょうか。以下の2つのステップで対処を進めましょう。
対策1:AIが参照した「情報源」を特定し、修正を試みる
まず、AIがなぜ「閉校した」と判断したのか、その元となった情報を確認することが重要です。
AIによる概要には、情報の引用元となったウェブページへのリンクが表示されています。多くの場合、文章の横にある下向き矢印やリンクアイコンをクリックすると、参照元のリストを確認できます。
やるべきこと
- 情報源の特定:AIによる概要の引用元リンクをたどり、どのウェブサイトの情報が原因となっているかを確認します。
- 情報源の精査:そのサイトが、古い情報を掲載したままの第三者のブログなのか、あるいは自校のウェブサイトの古い情報なのかを調べます。
- 修正依頼または自主的な修正:
- 第三者のサイトが原因の場合:サイトの運営者に連絡を取り、情報の修正を依頼します。
- 自校のサイトが原因の場合:ウェブサイトの記述を速やかに正確な情報に更新します。
AIはウェブ上の情報を基に学習・生成を行うため、大元となる情報源が修正されれば、将来的にAIによる概要の内容も正しく更新される可能性が高まります。
対策2:Googleに「フィードバック」を送信する
情報源の特定や修正が難しい場合、あるいは修正後も改善されない場合は、Googleに直接問題を報告する「フィードバック機能」を活用しましょう。
フィードバックを送信しても、直ちにAIの回答が修正されるわけではありません。しかし、GoogleはこれらのフィードバックをAI機能の品質向上のために利用しています。多くのユーザーから同様の報告が届けば、Googleが問題を認識し、将来的なアルゴリズムの改善につながる可能性があります。
フィードバックの具体的な送信手順
- AIによる概要の下部にある低評価アイコン(親指が下向きのマーク)をクリックします。
- 「問題を報告」を選択し、問題の内容に最も当てはまるカテゴリ(例:「不正確な情報」など)を選びます。
- 具体的な状況をテキストで詳しく入力します。「◯◯学校は現在も運営しており、閉校という事実は誤りです。公式ウェブサイト(https://…)をご確認ください」のように、何がどう間違っているのかを具体的に記述することが重要です。
- 最後に「送信」をクリックします。
このフィードバックは、継続的に送り続けることで、問題の重要性をGoogleに伝え続けることができます。
まとめ:諦めずに、できる対策から始めよう
Googleの「AIによる概要」に誤った情報が表示されても、現時点では直接的・即時的に修正する確実な方法はありません。
しかし、それは何もできないという意味ではありません。
- AIが参照した情報源を特定し、元の情報を修正する。
- Googleに粘り強くフィードバックを送信し続ける。
この2つの対策は、問題解決への重要な一歩です。AI検索が主流になりつつある今、自社の情報がウェブ上でどのように扱われているかを定期的に確認し、誤りを発見した際には迅速に行動することが、企業の信頼性を守る上でますます重要になっています。


