こんにちは、クチコミマーケの狩生です。
最近も、クチコミマーケユーザーのクリニックの院長先生から「口コミ対策のおかげで評価があがってきました。ありがとうございます。」という、大変ありがたいお言葉を頂戴しました。改めて、この「口コミ」というものの影響力の大きさを実感している次第です。
そもそもGoogleクチコミは大事なのか？
この記事をお読みの院長先生、もしかすると「うちのクリニックは、日々真摯に患者さんに向き合っているつもりなのに、どうもGoogleの口コミ評価が芳しくない…」と、お悩みではありませんか？
実は、クリニックの口コミには、一般にはあまり語られない「裏側」が存在するのです。
「口コミくらいで、そんなに影響があるものか」と軽視していると、気づかないうちに集患の機会を損失しているばかりか、最悪の場合、優秀なスタッフの採用活動にまで悪影響が及ぶ可能性も否定できません。
もし、先生のクリニックの評判が、インターネット上で不当に低く評価されていたとしたら…想像するだけでも、嫌ですよね。
クチコミマーケでは、数百社以上のクリニックをはじめとした会社・店舗の口コミ対策に携わらせていただき、実際に、Google口コミ対策をすることで、「表示回数が10倍に増えた」「電話が3倍以上に増加した」という評価も頂戴しております。
その経験で培ったノウハウを、今回は少しだけお話しさせていただきます。
クリニック口コミの「実態」と放置する「本当のリスク」
まず結論からいうと、クリニックのGoogle口コミは、患者さんが「このクリニックにしようか」と意思決定する上で、極めて重要な判断材料となっています。
ホームページのコンテンツやアクセスの利便性もさることながら、最初の決め手となるのは、やはり「実際にそのクリニックを利用した人の生の声」なのです。
つまり、ホームページなどの媒体でいくら特徴を伝えていたとしても、そもそもGoogleクチコミ評価が低いとホームページすら見られない…という状態に陥るのです。
そして、ここが重要なのですが、残念ながら、その「生の声」の中には、意図的に作り上げられた「虚偽の評価」も少なからず混在しているのが、現在のクリニック業界を取り巻く実情と言えるでしょう。
もちろん、虚偽の評価は違法行為なので、絶対NGです。
クリニックの院長先生から、「患者さん第一で診療にあたっているつもりなのですが、たった一つの心無い口コミによって、新患の予約が減ってしまったことがあるのです…」という、胸が痛むような切実なご相談を、これまで数えきれないほど受けてきました。
これは決して絵空事ではなく、あなたのクリニックも、いつ同様の事態に直面するかわからないのです。
ここで、現在のクリニック口コミが抱える「深刻な現実」と、それを看過することの「真のリスク」について、少し整理してお伝えします。
来院前に口コミでほぼ「選別」されているという現実
先ほどお伝えしましたように、多くの患者さんは、クリニックの公式ホームページを閲覧する以前に、まずGoogleマップなどで口コミを確認しています。
この段階で「ここは微妙かもしれない」という印象を持たれてしまえば、その時点で選択肢から除外されてしまう可能性が高いのです。
「繁盛しているクリニックほど低評価がつきやすい」という皮肉な実情
残念なことに、人気のクリニックであるほど待ち時間が長くなる傾向があり、それがクレームや低評価につながりやすいという側面が存在します。
「評判が良いからこそ多忙なのに、その多忙さが原因で評価が下がる…」というのは、何ともやるせない話です。
放置すれば集患減に留まらず、採用コスト増大の恐れも
「あのクリニックは評判が良くないらしい」といった風評が広まれば、集患に苦戦するのはもちろんのこと、新規スタッフを募集してもなかなか応募者が集まらない…といった事態にも発展しかねません。
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以上、このような影響力が出てきます。
実際、マーケティングツール会社・BrightLocalの調査では消費者の96%がオンラインレビューを読むと回答しており、もはや口コミは無視できない存在となっています。（出典：BrightLocal “Local Consumer Review Survey 2025”）
なぜ？クリニック業界で「サクラの口コミ」が後を絶たない3つの理由
「どうしてクリニック業界は、これほどまでにサクラやヤラセといった類の口コミが横行しているのでしょうか？」
そう疑問に感じている院長先生も、きっと少なくないことでしょう。実は、それには明確な、構造的な理由が存在するのです。
理由1 口コミが集患効果に「直接的」に影響しやすいから
医療行為というのは、ご存知の通り、患者さんの身体に直接関わる、極めてデリケートな性質のサービスです。
「絶対に失敗は許されない」「心から信頼できる医師に診てもらいたい」という心理が、他のいかなるサービスよりも強く作用するのは当然のことと言えます。
特に、自由診療が中心となる美容クリニックや審美歯科といった分野では、口コミの良し悪しが、ダイレクトに来院数や契約数に反映される傾向にあります。
そうなると、必然的に「費用をかけてでも、良い口コミを獲得したい」という、ある種の「需要」が生まれてしまうわけです。
これが、まず一つ目の大きな要因です。
理由２ サクラ口コミを請け負う専門業者が存在してしまっているから
需要あるところに供給あり、ということなのでしょうか…。
悲しい現実ではありますが、「サクラ口コミ」を専門的に請け負う業者が、実際に存在しているのです。
彼らは、クリニックに対して電話やメールで、「MEO対策は万全ですか？」「Googleマップの評価を向上させます」といった、一見すると正当で、魅力的に聞こえる言葉を巧みに使って営業活動を行います。
そして、院長先生がその実態を十分に把握しないまま契約を締結してしまうと、いつの間にか、どこの誰とも知れない人物が作成した不自然な高評価コメントが、あなたのクリニックのGoogleマップ上に多数掲載されている…といった、由々しき事態が発生し得るのです。
今までのご相談の中にも、「以前、MEO業者に全面的に任せていたのですが、どうも口コミの内容に不自然さを感じて…。詳細を調べてみたところ、案の定でした」という方もいらっしゃいました。
そして、「契約解除したら、その口コミがキレイさっぱり無くなりました…」ともおっしゃってました。
これは本当に、他人事では済まされない、根深い問題なのです。
理由3 低評価を逆手に取った、悪質な「営業手法」が過去に存在したから
これは数年前に散見された手口です。
まず、ターゲットとするクリニックのGoogleマップに、意図的に★1つのような極端に低い評価の口コミを投稿します。
そして数日後、「先生、御院のGoogleマップに、看過できないような酷い口コミが投稿されています。このままでは集患に深刻な影響が出かねません…。実は、弊社であればこの口コミを削除することが可能ですが、いかがいたしましょうか？」などと持ちかけ、高額な契約を迫るという、非常に悪質な業者が存在しました。
自ら火種をまいておきながら、「消火器を売りつけよう」とするようなものです。
最近では、さすがにGoogle側の対策も強化され、このようなあからさまな手口は減少傾向にあるようですが、手口を変えて類似の行為を試みる者が皆無であるとは断言できません。
このような小手先のテクニックに頼るのではなく、誠実に患者さんと向き合い、その「本物の声」を、適切な形で社会に届けるお手伝いをすることこそが、欠かせないことです。
サクラ口コミが招く悲惨な末路と巧妙化するMEO対策の罠
「多少であれば、集患につながるのなら…」 そんな甘い誘惑が、もしかしたら先生の脳裏をよぎる瞬間があるかもしれません。
しかし、サクラや自作自演といった不正な口コミに手を染めることは、百害あって一利なし。
では、具体的にどのような「悲惨な末路」が待ち受けているのか？
サクラ・ヤラセ口コミが招く、避けられない結末
Googleからの評価が「低下」する
Googleの技術力を決して侮ってはいけません。
彼らは、世界最高水準のテクノロジーを駆使し、不正なアカウントの生成パターンや、不自然な口コミの投稿頻度、内容の類似性などを、簡単に見破ってしまいます。
「短期間で口コミ数が急増しているが、その内容がどれも画一的である…」といった状況は、Googleのアルゴリズムにとっては明白な不正の兆候です。
一時的に口コミの数が増加し、見かけ上の評価が向上したかのように見えたとしても、それは砂上の楼閣に過ぎません。
ある日突然、それらの不正な口コミが一斉に削除され、さらにペナルティとして検索順位が大幅に引き下げられてしまう…といった事態も、決して絵空事ではないのです。
患者さんからの「信頼」が失墜する
想像してみてください。
あまりにも不自然に賛美する言葉ばかりが並ぶ口コミや、誰が読んでも「これは本当に利用者の声なのだろうか？」と疑念を抱かせるような画一的な内容の口コミが多数掲載されていたら、それらを目の当たりにした患者さんはどのように感じるでしょうか。
「どうも、このクリニックは信用できないかもしれない…」 そう認識されてしまえば、もはや取り返しがつきません。
一度失ってしまった信頼を回復することは、新たに患者さんを獲得するよりも、何倍も何十倍も困難な道のりとなるのです。
「MEO対策」という美名に隠された、甘い罠と注意点
「院長先生！御院のGoogleマップ対策、すなわちMEO対策は万全でいらっしゃいますか？」といった内容の営業電話を受けたご経験はありませんか。
私たちが常々お伝えしているのは、「電話で営業活動を行っている時点で、その企業は『自社のウェブ集客能力に自信がありません。だから電話という手段に頼っているのです』と自ら告白しているようなものですよ」ということです。
本当に実力のある企業であれば、わざわざ電話営業に頼らずとも、顧客の方から自然と問い合わせが舞い込んでくるはずです。
そして、最も警戒すべきは、MEO対策を標榜する業者に安易に業務を全面的に委託してしまうことです。
もし依頼するにしても、必ず具体的にどのような手法で対策を講じているのか、詳細な報告を義務付けるようにしてください。
もし、「当院も、本腰を入れて口コミ対策に取り組みたい」とお考えでしたら、まずはオンライン説明会にご参加ください。
医療広告ガイドラインとどう向き合うべきか？
そして、もう一つ、クリニックの口コミ対策を考える上で、避けては通れないテーマがあります。
それが、「医療広告ガイドライン」との関連性です。
こちらに関しては別の記事で記載していますので、よろしければ下記をご覧いただければと思います。
最後にー口コミ対策の「次の一歩」
さて、今回はクリニックの口コミにまつわる、少々踏み込んだ裏側の情報までお伝えしてまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
結論を改めて申し上げますが、クリニックの口コミは重要な経営課題の一つです。
しかしながら、だからといって焦ってサクラやヤラセといった、不正かつ人を欺くような手段に手を出すことは、絶対に避けてください。
それは、短期的には何らかの効果があるように見えたとしても、長期的には必ずあなたのクリニックの経営基盤を揺るがすことに繋がります。
まずは、この記事をここまでお読みいただいた先生ご自身が、「最近、自院のGoogleマップの口コミをきちんと確認していなかったな…」「もしかすると、気づかないうちに、好ましくない内容の口コミが投稿されているかもしれない…」と、ご自身のクリニックの「現状」を、改めて客観的に見直すことから始めてみてください。
それが、あなたのクリニックを、より一層患者さんから信頼され、支持される存在へと導くための、極めて重要な「第一歩」となります。
詳しくは【オンライン説明会】にて、口コミ対策に関するノウハウと基本的な考え方をお話していますので、よろしければ下記からご参加ください。
