「Google口コミ対策」の件で少し調べていたら、WEB制作会社が書いた面白いコラムを発見しました。
タイトルのインパクトもすごく、クリック率も高そうです。
WEB制作会社のマーケティングコラム
WEBマーケティングのコラムとして書かれていた内容ですが、
というなんとも斬新な切り口でした。
その会社のホームページを見ると、内部SEOやヒートマップ、Google広告、コンテンツマーケティングと言った感じで一通りWEBを分かっている会社のようでした。(上から目線で申し訳ないですが、私がWEB制作会社をコンサルしてますし、顧問先のWEB会社を教育する立場で)
ただ、3年前に書かれた記事で現実と流石に違うぞ。。この古い記事を信じた会社が本当に何もしなかったら経営的にアウトなんだけどな。。という事で、経営全般まで見るコンサルタントとしても書いておきます。
反論というより、情報が古いのにクリック率や精読率の影響で上位表示してますので、最新情報として私が経営視点からも更新しておきます。
大きく3つの理由によって、悪いクチコミは気にするなという主張でした
理由1:人間の心理を考えれば悪いクチコミの方が増えやすい
この主張は確かに事実です。
しかし、そのWEB会社の結論が「だからあまり気にせず、楽観的に受け止めてください」だった。
理由は、「本能的に悪い記憶が残りやすい生き物だから」という内容で終了。
いやいやいやいや、、、、悪い口コミが増える理由は、それが理由ではありません。
本能がどうこうではなく、悪いレビューを書くメリットがその人にあるから書きます。理由の詳細はこちらをご覧ください
気にしなくて良い次の理由はこちらでした
理由2:そもそもGoogleマップの悪いクチコミは見られていない
さすがにこのような根拠を書いていたのを見て、目を疑いましたよ。現実と違いすぎます。
このWEB制作会社の主張の根拠が、「悪い口コミがあっても、変なお客さんにあたったのかな?たまたま何かの間違いでトラブルになったのかな?」と状況を察してくれると書かれています。
さすがにありえないです。
実際の現実はこちら
つまり、2021年に書かれたWEB制作会社の記事はデータ根拠もなく、さすがにこの理由2は間違っています。
こんなのを見て悪い口コミは大丈夫と安心して信用したらダメです。
本当の現場では、悪い口コミの割合が増えるたびに新規来店率が減り、売上が下がっていきます。
理由3:Googleマップのクチコミ機能は崩壊しつつある
これもそのWEB会社の主張です。3年前の記事でしたが、2024年現在はさらにGoogleクチコミの重要性が上がっています。
Googleも完全にクチコミの方に舵を切っており、SEOの1位をGoogleマップにするなど、Google口コミ機能が崩壊どころか力を入れています。
さらに、サクラレビューアカウントなどを一斉に削除したりと、より口コミを作為的にできないように努力しています。
3年前はサクラレビューが確かに横行していたので、崩壊と予想したのかもしれませんが、とりあえずそんな事はありえません。
Googleマップサービスをやめることはないし、メインとなる口コミをGoogleが廃止することも今のところありえません
まとめ
なんか、反論を書いていて、やはりなんでこんな記事が上位表示しているのかに驚きました。
あえて、普通とは逆のことを書くというマーケティング手法なんでしょうかね。
とりあえず、メンタルを守るためにとりえあえず気休めとして「気にしすぎないでください」という事はありますが、
「Googleマップに悪いクチコミを書かれても気にするな」
はありえない主張なので皆さん気をつけましょう。